家の強度や暮らしやすさを考える上で、住宅の構造(木造や鉄骨造など)の選択は非常に重要です。
みなさんもたくさん調べて、それぞれのメリットやデメリットについて調査してきたことと思います。
しかし、私も本やホームページを見ることありますが、誤解を生じる内容 や 間違ったことを書いているところを非常に多く見かけます。
それを信じて家を建ててしまうと、その構造の良さを全く活かせず、家づくりを失敗してしまう可能性が高いです。
なので、ここではその誤解を解消しつつ、改めて木造住宅のメリット・デメリットを紹介していきます。
ポイント
この記事を読むと
・木造住宅の『本当の』メリット・デメリットがわかる
・結局どうやって家の構造を決めればいいかわかる
この記事の目次
木造住宅とは
文字通り木材を家の骨組みに使っている住宅を「木造住宅」と言います。
木造住宅の中でも
・在来軸組工法
・枠組壁工法
・ラーメン工法
に分けることができます。
それぞれの工法にもメリット・デメリットがありますが、今回は木造住宅全般に共通して言えることを紹介していきます。
一般的にいわれている木造住宅のメリットと解説
Q:本当にメリットと言えるのか??
○:メリットとして言える!
△:一応メリットと言える面もある
×:メリットとは言えない
コストが安い △
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造で同じような家を建てようとすると
1坪あたり
木造 40~60万円
鉄骨造 50~80万円
鉄筋コンクリート造 70~100万円
がおおよその相場です。
材料だけの単価でいうと当然木材が一番安く建てることができます。
ただし、木造で他の構造のような強度を出そうとしたり、品質の良い材料を使ったりするとその分高くなります。
落ち着いた空間 ×
「木材には匂いや視覚的な効果で癒しの効果がある」
という理由で一般的には木造住宅のメリットとして紹介されています。
ですが、実際はほとんどの木造住宅でこの効果は 期待できません。
ほとんどの木造住宅は柱や梁の木材を壁の内側に隠す作り方をしています。(大壁構造)
↑構造の柱や梁が見えない大壁構造(こちらが主流)
↑柱や梁の木材が見えている真壁構造
近頃の木造住宅は木造だけど、木材はほとんど見えていません。
それなのに匂いや視覚的効果で癒されるというのは無理があります。
皆さんも木造の家にいるとき、木の匂いを感じることなんてないはずです。
100歩ゆずって「フローリングや窓枠などに木が使われている!」といっても、多くの場合、表面がワックスでカチカチに覆われていたり、木目柄のプリントがされている木材風の材料が使われています。
そんな木材風の材料からは木の匂いも癒し効果もありません。
↑表面から見たら木材に見えても、中身は木のカスを固めて木目のプリントを貼り付けている
調湿効果 ×
「木材は」調湿効果があり、湿気を吸ったり吐いたりします。
夏の多湿の時期は湿気を吸って、冬の乾燥の時期は湿気を吐くので、室内の湿気が安定して快適に過ごせます。
ですが、さっきと同じ理由で近ごろの木造住宅は柱や梁が一切見えない大壁構造で建てられています。
調湿効果がある木材が壁や天井裏に隠れているのに、調湿効果なんて期待できません。
ちなみに調湿効果がある無垢材のフローリングと漆喰を塗ってある壁で仕上げた脱衣室では、お風呂上がりでもほとんど鏡がくもりません。
木造住宅でもクッションフロアの床でビニールクロスの壁で仕上げた一般的な脱衣室では、鏡もくもるし、結露でカビが繁殖します。
夏は涼しく冬は暖かい ×
「木材は断熱性が高く、調湿性があるので夏は涼しく冬は暖かい」
と言われています。
「木材」の説明としては正しいのですが、「木造住宅」の説明としては正しくありません。
調湿性は先ほどの「調湿効果」で説明した通りで期待できません。
断熱性については、木造住宅はログハウスのように外壁に厚い木材を使うわけではありません。
断熱性がある木材を使っているのは柱と梁だけです。
柱と梁の木材だけでは、家全体の断熱性は高くなりません。
結局は木造でも鉄骨造でも鉄筋コンクリート造でもどんな断熱材や遮熱材をどのように使うかで家の断熱効果は変わります。
地震の揺れによる影響を受けにくい △
木造は他の構造と比べて柔軟性があり、地震の力も柔軟に受け流す構造になっています。
さらに他の構造と比べて軽量なので、地震の影響が少なくなります。
木造は軽いので確かに地震によるエネルギーは小さくなります。
ただし、木造はどんな建て方でも柔軟に力を受け流すわけではありません。
木造でも地震の力を柔軟に受け流す工法(在来軸組工法)とガッチリ固めて地震の力を真っ向から受けて耐える工法(枠組壁工法)があるので、選ぶときは気をつけてください。
どちらが正解というわけではありませんが、昔からの本来の木造住宅の考え方は在来軸組工法の「力を受け流す建て方」です。
「ガッチリ固めて力と真っ向勝負する建て方」は鉄筋コンクリート造と同じ考え方になります。
木がまだ植わっている状態の時は風や地震を受けても、しなやかに曲がって力を受け流しています。
ですが、木材を乾燥させるやり方次第で、しなやかに力を受け流す木材の良さを完全に失い、カッサカサの脆い木材になってしまうものもあります。
木材として使う太さや品質次第で地震に対する強さも大きく異なります。
一般的にいわれている木造住宅のデメリットと解説
Q:本当にデメリットとして言えるのか
○:デメリットとして正しい
△:デメリットと言うほどでもない
×:デメリットではない
鉄骨に比べて柱や梁が多く必要 △
確かに木造より鉄骨造の方が広い空間をつくれます。
ですが、よほどの大空間や大きなガラス張りの壁など特殊な間取りにしなければ、木造でもある程度の自由な設計はできます。
想い描いているものがあるなら住宅会社に相談してみるといいですよ。
職人の腕によって品質や仕上がりに差がでる ○
「木造住宅だから」職人の技量の影響が大きいわけではありません。
鉄筋コンクリート造はコンクリートの流し込みや養生(硬化期間)の影響が強度や家の寿命に大きく影響します。
鉄骨造でも溶接技術や断熱処理、防錆処理などが建物の寿命に影響します。
どの構造でも建築業界は職人の高齢化や継承者不足で苦労しています。
それを受けて、難しい加工や品質に影響を与えやすい技術は工場で加工したり(木造のプレカット加工)、誰でも一定の品質が確保できる製品が開発されたりしています。(鉄骨造トルシア型高力ボルト)
↑木を組むための加工を出荷前に工場でおこなうことで、大工さんの技量差による影響を減らしている。
鉄骨造で使用される「トルシア型高力ボルト」は規定の締め付け強さになったら、ボルトの先端が折れるように工夫されています。
こうすることで、締め付けミスや締め付け忘れを防止できる。
どの構造でも職人の技量が家の強度や寿命に影響を与えることは確かです。
仕上がりの見た目が変わることは当然ですが、雨水の侵入を防ぐ防水のシートを貼るのにシワや破れがあったり、規則通りの貼り方でなかったら雨漏りの原因になってしまいます。
断熱材の入れ方が悪いと断熱効果が落ちるだけでなく、結露やカビの原因にもなります。
だから、どこの会社で建ててもらうかは非常に重要です。
現場監督目線で住宅会社の選び方のポイントをまとめた記事があるので、よければそちら↓↓もご覧ください。
元現場監督が現場の目線から「良い住宅会社の見分け方」を教えます! 続きを見る
参考良い住宅会社とは?家づくりの会社選びのコツ
シロアリなどの害虫被害を受けることがある ○
森林や自然豊かな公園などに行くとよくわかりますが、倒木にシロアリや何かの幼虫が住んでいることがあります。
それは木が自然に還るための宿命です。
ですが、住宅の場合はシロアリなどの害虫被害を極力防ぐことができます。
法律ではシロアリを防ぐ薬を柱や土台に撒くことが決められています。
ただし、薬は揮発するので5年から10年のサイクルで何度も散布する必要があります。
薬をガンガン撒けばシロアリを防ぐことはできるのですが、人やペットなどの生き物にも悪影響があります。
ここで知っていてほしいことは薬で防ぐ方法ではありません。
近ごろ建てられている木造住宅の多くは輸入材を用いられています。
国産木材がいかに少ないかがよくわかります。
・米マツ
・パイン
・ホワイトウッド
これらの住宅に使われる代表的な輸入材はシロアリに非常に弱いです。
これらの産地は寒かったり乾燥した地域なので、もともとシロアリの被害が少ない地域です。
生育している木がシロアリの被害を受けにくい土地で生まれ育った木なので、シロアリからの自己防衛能力を持つ必要がありません。
なので、シロアリが多い日本で使うとシロアリ被害に遭いやすくなってしまいます。
輸入材と違って、日本に生育している木は本能的にシロアリからの防衛本能を持っている木が多いです。
なので、樹木も「地産地消」が大切になります。
家を建てる土地で育った木がその土地との相性が一番いいのです。
特に木を乾燥させるときにシロアリからの防衛本能である「木の油分」が抜けやすいので、乾燥方法にもこだわっている会社を選びましょう。
ちなみに、森林や公園の倒木が日本の木なのにシロアリに食べられているのは雨ざらしで湿気ているからです。
いくら国産の木で油分が残っていても。湿気て腐敗するとシロアリ被害にあってしまいます。
住宅の場合、床下や壁の中を適切に換気できる設計が必要です。
燃えやすい △
他の構造は鉄骨とコンクリート(石)なので、木造が燃えやすいのは当たり前といえば当たり前です。
ですが、サイトによっては「木造住宅は燃えにくい」とか「木造住宅は火事に強い」というメリットとして紹介されているのを見たことありませんか?
ここではその矛盾について説明します。
キャンプファイヤーや焚き火などで木を燃やすので「燃える」ことは誰でもわかりますが、「燃えにくい」というのはよくわかりませんよね。
木材は燃えると 表面から 炭になっていきます。
ある程度の太さがある木材は、表面に形成された炭が中心部まで 燃え進むのを抑える 働きをします。
表面が燃えただけならそこまで強度は変わりません。
木材の芯の部分が燃えずに残っているので、火災による倒壊を防ぎます。
この火災の時に木材が表面に炭化層をつくることから「木造住宅は燃えにくい」「火事に強い」と言われているのです。
ただし、あくまでも「燃えにくい」だけで「燃えない」わけではありません。
当然、長時間燃やし続ければ木の中心部まで燃焼は広がっていき、強度が落ちて倒壊します。
あくまでも火災の際に「避難するための時間を稼いでくれる」ということです。
ただし、燃えているときに強度を保つためには木の表面(1~2センチ)が炭化しても十分に強度が確保できるほどの太さが必要です。
ローコスト住宅のような細い木材ではあまり期待はできません。
ちなみに、鉄骨造でも「燃えない」わけではありません。
鉄骨が直接燃えなくても、内装の壁や床、カーテン、家具などは燃えます。
そして、鉄骨は火事で温度が上がると、急激に 強度が落ちます。
火災時の室内温度は900℃~1000℃になると言われています。
鉄骨は325℃から強度が下がり始め700℃で強度が ゼロ になります。
つまり、火災が起きて温度が上がると強度が一気に落ちて倒壊してしまう。
ということです。
木造と違って避難前にいきなり建物が崩壊することもあります。
鉄骨造の場合はそうならないために耐火処理をする必要があります。
火災の死因は「一酸化炭素などの有毒ガスによる死」が一番多いです。
ビニールクロスや合板のフローリングなどが燃えると大量の有毒ガスが出ます。
そして、火災事故のニュースで若い方も亡くなっている多くの原因と言われているのがこの有毒ガスです。
若い方なら火事に気がついたときに、どうにか逃げれそうなものですよね。
ですが、寝ているときの火災は火事に気がつくこともなく、有毒ガスで亡くなっているのです。
天然の無垢材はよく燃えるかもしれませんが、有毒なガスは出ません。
寝てても煙にむせて火事に気がつくことができます。
住宅の構造体が火災に強いかどうかも大切ですが、「生きて逃げることができる材料で建てているか」も大切です。
もしこの問題を気になっていただけたらこちら↓↓の記事も読んでみてください。
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耐用年数が短い △
「耐用年数とはいつまで使い物になるか」と言うことです。
木造住宅で「耐用年数が短い」と言われる理由は「法定耐用年数」のことを指します。
法定耐用年数とは建物の構造に応じて、資産価値がいつまであるかを法律で定めたものです。
どんなにすごい家を建てても構造の種類(木造や鉄骨造など)によって年数が決まります。
構造の種類 | 年数 |
軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm以下) | 19年 |
軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm超4mm以下) | 27年 |
鉄骨造(骨格材肉厚4mm超) | 34年 |
鉄筋コンクリート造 | 47年 |
木造 | 22年 |
※住宅業界では軽量鉄骨を「肉厚6mm未満」と言うところと「肉厚4mm未満」と言うところがあります。
この年数が経ったら資産価値ゼロになる。ということが決まっています。
ただし、実際に住んでいられる年数は違います。
当然ですが、品質のいい材料で丁寧に建てられた家は長持ちしますし、安い材料で工費削減された家は朽ちるのも早くなります。
どんな構造でもメンテナンスや修理は必須です。
車と同じで、定期的にメンテナンスして、悪いところが見つかれば早めに修理することで長く住み続けることができます。
木造は他の構造と比べてメンテナンスや修理がしやすい構造です。
メンテナンスの費用が高くなると、修理を後回しにしてしまい家の寿命を短くする原因になります。
そのため、修理がしやすいということは木造の大きなメリットになります。
品質の低いローコストな木材を使用すると家の寿命も短くなります。
日本では戦後の復興のために「なんでもいいからどんどん建てろ!」と、多くの木造住宅が建てられました。
そこで建てられた住宅は柱が細く、品質の低い木材が多く使われました。
「スクラップアンドビルド(潰しては建ててを繰り返し)」で経済を回していくための政策だったからです。
長く住み続けることを前提としていない建て方です。
残念ながらこの思想は今でも残っています。
「他よりも安く建てられる!」ということは何かしらの理由があります。
材料を少なくしたり、細くしたり、手間を少なくしたり。
もちろん企業努力で安さを実現することもありますが、極端な安さには気をつけてください。
よく木造住宅の紹介で「木造の耐用年数の長さは数百年も前に建てられた神社仏閣が今も残っていることが証明してくれています」なんてものを見かけます。
これはあくまでも、選び抜かれた高品質の木材を使って、メンテナンスをし続けているから何百年も前の木造建築が残っているのです。
木造で法定耐用年数の22年以上住み続けることは可能ですが、使う材料の品質や施工方法、メンテナンスの有無によって実際の耐用年数は大きく変わります。
防音性が低い △
防音性というものは密度が高くて重い材料ほど防音性が高くなります。
木材と鉄骨とコンクリートを比べると、当然木材が一番防音性が低くなります。
ただし構造体として比べると、柱や梁の材料が「木材か鉄骨か」という違いだけです。
実際の防音性は壁や屋根の中の断熱材や窓の気密性などによる影響の方が大きいです。
防音性を気にされるなら、構造で悩むより断熱材や窓などの気密性を注意した方が良さそうです。
品質にばらつきが生じやすい ○
たしかにこれは木造の弱点と言えます。
鉄骨は工場で生産されるので品質を一定に保ちやすいです。
それと比べて木材は自然に生える生き物なので、同じ作り方でも個体差が出ます。
なので、木材について熟知した職人さんたちの影響を大きく受けます。
個体差や良し悪しを判断して、使う場所や使い方を適切に判断できる経験が必要になります。
そういう技術のある会社を選ぶことが木造住宅では重要です。
先ほどの「職人の技量に依存する」という話でもあった通り、経験値の高い職人さんはどんどん減っています。
そのため、職人の技量に依存しなくていいように工場で木材を作る「集成材」や「合板」が誕生しました。
工場で管理しているので、木材でも品質がある程度一定に保たれています。
集成材や合板は 家を建てる側 からしたら便利な材料ですが、家を建ててもらう お客さん から考えると、問題が多い材料です。
最近では圧倒的に集成材や合板で家を建てることが主流ですが、私としては無垢材の方が絶対におすすめです。
もしよければ無垢材などの自然素材についてまとめた記事もありますのでそちら↓↓もご覧ください。
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自然素材の家とはどんな家なのか?そして、メリット・デメリット、自然素材で家を建てる時の注意点も紹介します。
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木造住宅の本当のメリット・デメリットを理解した上で検討しよう!
一般的に言われているメリット・デメリットは使用している材料や使い方によって大きく変わります。
輸入木材や乾燥方法が悪い木材、柱や梁などの重要な部材なのに細い木材のような品質の悪い材料を使ってしまうと、木造住宅のメリットはほとんど活かすことができません。
一般的に言われている木造住宅のメリットは 良い材料を使っている家だけ が得られるメリットです。
さらにどんな構造の住宅だとしても、重要なことは材料の使い方です。
その会社が
・扱っている材料の特徴
・メリット・デメリットを熟知して
・それを踏まえた使い方をしているか
で、建つ家の良し悪しが決まります。
品質の良い材料を十分に活かすことができる住宅会社や職人を選ぶことで、満足のできる家を建てることができます。
良い食材を腕のある料理人が調理するから、ミシュランガイドに載るような食事になるのです。
あなたが今こうしてそれぞれの構造の特徴を調べている理由は「木造住宅に住みたい!」とか「鉄骨造に住みたいから」ではないはずです。
調べている理由の根源は「幸せで暮らしやすい家が欲しいから」ではないでしょうか?
それは どんな構造でも、できます 。
ただ、その材料の選び方や使い方が上手い会社を選ぶか、下手な会社を選ぶかの違いだけです。
後者のような自社の利益や施工の簡単さ、流行りばかりが優先されている会社で建ててしまうと「幸せで暮らしやすい家」という想いが叶わずに後悔してしまうことでしょう。
前者のような材料の選び方や使い方が上手い会社を選ぶためには自分自身も正しい知識を身に付けることが大切です。
正しい知識を身につけることで、住宅見学したときに営業マンが適当な話ばかりする会社と信念を熱く持っている会社の違いがわかるようになります。
自分たちが「どんな暮らしをしたいか」「何のために家を建てるか」を 明確にして 、それを叶えられる住宅会社を見つけましょう!
厳しく採点すると木造住宅のメリットがなくなってしまいましたが…。
私は断然、木造派です!
ただし、近ごろ建てられているローコストの木材や輸入木材の住宅では木造の良さは得ることはできません。
「木造住宅を建てたいかな」と考えている方は 1度は絶対に 「自然素材で建てられている家」を見に行ってみてください。
自然素材の家は価格が高くなりやすいので、初めから選択肢に入れていなかった方も多いのではないでしょうか。
木造住宅を建てるのに自然素材の家を知らずに建ててしまうと、後で後悔してしまうかもしれません。
私が自然素材の家を建てていた頃、既に家を建てている方が見学に来ることがよくありました。
「もっと早く『自然素材の家』を知っていればよかった」と落胆して帰られる方や「こんな家に住めたら毎日幸せだっただろうなぁ」と後悔している方を何人も見てきました。
なので、後悔しないためにも一度は「自然素材で建てている家」を見学してみてください。
実際に価格は高くなりますが、本当の木造住宅の良さをわかっていただけるはずです。
自然素材を活かした木造住宅は気持ち良くて温かみがあって癒されます。
自然素材の家を気に入っても予算オーバーしてしまうなら、家を少し小さくしたり、設備機器のグレードを下げると価格を抑えることができます。
他の予算を抑えてでも自然素材の家に住む良さがあります。
「用意できる予算内で建てたい」と伝えれば、それに合わせたプランを考えてくれるはずです。
もし興味を持っていただけたら、『自然素材について』の記事もありますので、こちら↓↓も合わせてご覧ください
自然素材の家とはどんな家なのか?そして、メリット・デメリット、自然素材で家を建てる時の注意点も紹介します。 続きを見る
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