家づくりの基礎知識

間取りの考える前にやっておきたいこと【3ステップ】

家づくりで間取りを考えているときが一番ワクワクしますよね!

 

思い描いていた理想の暮らしが徐々にカタチへと変わっていくと、どんどん現実味が増してきて楽しくなっていきます。

 

ただ、雑誌やカタログを見ながら未来の暮らしの妄想を膨らますことはできても、それを間取りとして作っていこうとすると、手が止まってしまいませんか?

 

間取りを考えようとすると、部屋同士の位置関係広さ日当たり上下階の関係など多くのことを考える必要があります。

そのため、いきなり間取りを考えようとしてもどうしていいかわからなくなってしまいまうのです。

 

じつは、プロの建築士が間取りを考える時はいきなり間取りを考えることはしません。

 

間取りを考える前に、「ゾーニング」というものを考えます。

 

ゾーニングとは間取りを考える前に、各部屋の相関関係繋がりを考えて、おおよその配置を決める作業のことをいいます。

 

 

たとえば、リビングをプライベートな部屋にするために、玄関の近くに客間を設けたとします。

ですが、せっかく客間を設けたのにリビングを通らないとトイレに行けない間取りにしてしまったら、お客さんがトイレを利用するたびにお互いが気まずい残念な間取りになってしまいます。

 

そうならないためにも、ゾーニングの段階では部屋同士の繋がりだけを考えていきます。

つなげたい部屋や近づけたくない部屋、プライベートな部屋や来客に見られてもいい部屋などを分類わけすることで、失敗しにくい間取りを考えることができます。

 

今回は間取りを考える前の「ゾーニングのやり方」について解説していきます!

 

難しいことは抜きにして、3ステップで誰でも実践できます!

 

ゾーニングのやり方を理解して、自分たちにピッタリな家づくりを探していきましょう!

 

 

 

ゾーニングのやり方

 

ゾーニングではこのように部屋の相関関係つながりを考えていきます。

 

線でつないである部屋は部屋同士を行き来できたり、近くに配置したいことを意味しています。

 

ゾーミングでは間取り図と違って、部屋の大きさや配置は気にする必要ありません。

部屋の繋がりと関係だけの要素を抽出して描いていきます。

 

 

 

【Step1】新しい家に求める部屋を書き出そう!

 

新しい家ではどんな部屋がほしいか書き出していきましょう。

・リビング

・ダイニング

・キッチン

・寝室

・子供部屋

・玄関

・浴室

・洗面所

・脱衣所

・収納

・トイレ

・ウォークインクローゼット

・シューズインクローゼット

・客間(予備室)

・階段

・吹き抜け

・ウッドデッキ

・物干し

・駐車場

などなど

自分たちの家でほしい部屋をどんどんピックアップしていきましょう。

 

書き出せたら、来客時に見られてもいい部屋をチェックしておきます。

(上の部屋で下線が引いてある部屋を来客に見られてもいい部屋としました)

 

 

【Step2】部屋のつながりを考えてみよう!

 

先ほど書き出した部屋を部屋のつながりを考えながら並べ替えてみましょう。

 

例えば、リビング、ダイニング、キッチンはLDKとして一体の部屋にしたいのであれば、ひとまとまりで書いてもOKです。

(青色で囲った場所は来客に見られてもいい場所です)

 

玄関と洗面所が近い方がいいと思うなら、線でつないでいきましょう。

 

他の部屋も行き来できた方がいい部屋を線で結んでいきます。

直接行き来したくない場合は廊下を挟んで線で結んでいきます。

全ての部屋をつなげなくても大丈夫です。

例えば、寝室や子供部屋は2階に配置するイメージが強いかもしれませんが、そうしたい理由が特になければわざわざ書く必要はありません。

 

そのような固定概念がかえって間取りのアイデアのジャマをしてしまいます。

 

関係性をもたせたい部屋だけを記入すればOKです。

 

 

 

【Step3】わかりやすくなるように並べ替えてみよう!

 

ゾーニング 図がすっきりとまとまるように何度か書き直してみましょう。

 

浴室と脱衣所など、近くに配置したい部屋をまとめて記入すると、きれいに納まっていきます。

 

また、来客時に見られともいい場所を近くにまとめて記入するときれいにまとまっていきます。

うまくまとまったら、出来上がったゾーニング 図を見ながら、お客さんや家族の動きをイメージしてみてください。

 

お客さんが玄関から入って、客間で話をして、トイレを使用する。

手を洗うことを考えると、洗面所も近い方がよさそうです。

 

客間の窓から見えるものは何か。このようにお客さんや家族、一人一人の1日の動きをイメージしていきます。

平日でも休日でもいろいろなパターンの動きを想像してみてください。

 

このイメージをすると、部屋の位置関係がさらに具体的なイメージに変わっていきます。

 

このように何度も何度もシュミレーションして書き直してみてください。

どんどん具体的なイメージがまとまっていくはずです。

 

ゾーニングとしてはここまでできれば上出来です。

 

 

 

【Plus1】考えや想い、アイデアを書き加えていこう!

 

Step3で出来上がったゾーニング 図ではそれぞれの部屋のつながりをまとめることができました。

 

Plus1ではそのほかに文字や写真で想い描いている家の補足を加えていきましょう。

 

例えば、「リビングダイニングは日当たり重視!」とか、「ウッドデッキでリビングを広く見せたい」など

 

画像やカタログの切り抜きなどがあればどんどん貼り付けていきましょう。

 

このPlus1の作業をすると、具体的なイメージを家族で共有できたり、住宅会社の担当者に自分たちの想いを確実に伝えることができます。

イメージは言葉で伝えるより見せた方が確実に伝わります。

 

ぜひ取り組んでみてください。

 

 

 

ゾーニング をするメリット

 

自分たちの考えがまとまる

 

住宅会社と打ち合わせを始める前に自分たちの考えをまとめておくことは非常に重要です。

 

事前に考えておかないと、そのとき聞いた「なんか良さそうな話」に流されてしまいます。

自分たちの趣味嗜好とは異なるものでもその場の雰囲気に流されてしまうことがあります。

 

そんな一時的な思考で決めたものはあとで後悔する可能性が高くなります。

 

また、伝え忘れ防止のためにもゾーニング図の作成は非常に効果的です。

 

 

 

担当者へ考えが伝わりやすい

 

プロの建築士でも設計する前に必ずゾーニングをおこないます。

 

なので、口で説明するよりも用意したゾーニング図を見せながら説明した方が効率的です。

 

打ち合わせのときに説明漏れがあったとしても、ゾーニング図に記載してあれば、担当者はきちんと考慮してプランを考えてくれます。

 

 

 

間取り図が作りやすい

 

打ち合わせに向けて事前に準備するものはゾーニング 図まででも十分です。

 

ですが、間取りも自分たちで考えたい方はゾーニング で部屋同士の関係性を踏まえて考えると、間取り図が作りやすくなります。

 

部屋の配置や扉・窓の位置などを考え始めるとどんどん家づくりが楽しくなっていきます。

 

最初は難しいかもしれませんが、本屋さんで売っている間取り集などを参考にして、自分たちの理想の暮らしを想像しながら間取り図を考えてみてください。

家づくりのオススメ記事

1

  「家が欲しい!」って思っても、実際に何をしていいのかよくわからないですよね。 住宅展示場やモデルルームを見に行っても「なんかいい感じだなぁ。」と思うけど、結局どうしていいかわからない。 ...

2

一般的な木造住宅のメリット・デメリットはよく間違って言われていることがあります。
家づくりで後悔しないためには正しい知識を身につけましょう!

-家づくりの基礎知識

© 2021 家づくり大百科 Powered by AFFINGER5