元住宅の現場監督が教える!住む人の健康や安全を高める家づくり大百科

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現場監督って本当に必要?仕事内容とは?

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みさとママ
現場監督って職人さんが仕事をしてるところを見ているだけで 本当に必要なのかしら

建築費用抑えたいから 現場監督無しで値引き してくれないかなぁ。

たくみ監督
なんてことを?!

現場監督は現場からは見えないところで ものすごい量の仕事をしているんだよ!

みさとママ
本当かしら?
たくみ監督
段取り8分 と言って現場の工事が進んで行く前にしっかりと準備をしているから現場ではどっしりと構えていられるんだよ。

いつも現場で忙しそうにバタバタしている監督よりは どっしり構えている監督の方がしっかりと事前準備ができている のかもね!

(もちろん現場では問題が付きものだけど…)

 

それでは現場監督の 主な5つの仕事 について紹介して行くよ!

 

 

現場監督の仕事

 

現場監督の仕事は主に5つあります。

 

工程管理

原価管理

お客様管理

現場管理

業者管理

 

それぞれについて見てみましょう!

 

工程管理

 

工事では 納期は絶対 です。

お客さんへのお引き渡しが遅れると、せっかく準備していた引っ越し業者の手配や今住んでいる家の明け渡しなど全てが狂ってしまいます。

特にお店など商業建築の場合は本当は営業出来たはずの売り上げ、雇用した人件費、オープンの日程をずらすことによる信用、全てに影響が出ます。

だから、お客さんへのお引き渡しの日程は絶対なのです。

そのためには 事前にしっかりと工程を計画しておくことが重要です

 

現場の周囲の環境なども考慮して基礎工事や大工さんの木工事、設備屋さんの水道工事など どれぐらいの期間が必要でいつ頃作業に入ってもらうのか業者さんに指示するためにも工程が大切です

当然、天候や工事内容変更、業者さんの調子などで工程が前後することはよくあります。

というより、当たり前のように工程はズレます笑

その ズレをその都度調整しお引き渡しの日程に向けて調整して行くことが工程管理の仕事 です。

 

原価管理

 

当然ですが、お客さんが 契約した金額の範囲内で自分たちの会社の利益を残しつつお金をやりくりしてお家を完成させなければいけません

お客さんと同じように現場監督も家の工事の内容をいくらでやってくれるかそれぞれの業者に見積もりを取っています。

時には、この金額では予算オーバーしてしまう…なんてことも。

そういう時は 業者さんに金額交渉することだってあります

感の鋭い方もいると思いますが、 無茶な値引きや営業マンを困らせて、無理に値引きさせたりと工事をする業者さんにもシワ寄せがいきます

安い工事(利益の少ない工事)を請け負った業者さんが普段通りの利益を出すためには普段より早く終わらせるしかありません。

 現場のトッカン工事や手抜き工事の原因はこういう所にも潜んでいます ので気をつけてくださいね。

もちろんトイレやキッチンなどのグレードを下げたなど 適切な方法で金額を抑える場合は安くなって当然ですからご安心を!

 

お客様管理

 

最初にプランを考えている時は営業マンが担当して、契約をしてからは現場監督が担当する会社が多いと思います。

工事に関する細かい打ち合わせや工事内容の説明、進捗具合の報告など 工事に関する対応をしています

お引き渡し後の定期点検や不具合の相談なども現場監督が対応しているところも多いです。

 

現場管理

 

 やはり工事では安全第一です

一部の職人さんには急いで少し危険な作業をしてしまう方もいます。

そんな時は一緒になってバタバタするのではなく、冷静に「これは危ない」と指導しなければなりません。

お客さんだって自分が住む家で怪我されてたなんて嫌ですもんね。

怪我をしてしまうと結局工期は伸びてしまうし良いことはありませんので。

また、それぞれの業者さんにもお願いしますが、 現場の掃除も大事な仕事です

汚い現場は怪我の元ですからね!

 

また、職人さん達に 注文した内容通りになっているか 手抜きや工事し忘れなどはないか しっかりとチェックしていくことも大事な仕事です。

 

業者管理

 

工事するにあたり 詳細な図面を作成したり、綿密な打ち合わせ、現場での指示をしていきます

お客さんが貰う図面以外にもたくさんの図面を書いています。

 

例えばトイレを作る場合には、

設備屋さん(水道工事業者)には便器は奥の壁から何センチの所で横の壁から何センチ離して設置するのか、

ペーパーホルダーやタオル掛け、手洗い器はどこに設置するのか指示するための図面を書いています。

設置する便器の図面を見ながら給排水管をどこに通すのかも指示します。

大工さんにはペーパーホルダーなどを付けるために壁のどこを補強の下地を入れておくか指示するための図面を書きます。

そして、電気屋さんにはどの位置にコンセントや照明器具が付くのか図面を書きます。

 

こういった内容を 工事が始まる前に準備 して、

工事が始まったら工程表と照らし合わせながら 業者さんが現場に入るタイミング や現場での確認のための 打ち合わせ

きちんと 注文内容通りに仕上げっているか の確認をしています。

建売のように 同じ建物を何棟も建てるなら図面作成も指示も楽 で良いですが、

注文住宅や私の時のように建てるたびに工法が全く違うなんて場合は 一軒一軒全て納まり方や詳細な寸法など考え直して図面を作成して業者さんに指示を出して と大変でした笑

 

現場監督は指揮者のようなもの

 

ざっくりとした仕事内容はこんな感じです。

現場監督は必要なのかという疑問は少しは解消されましたか?

 

現場監督ってオーケストラの指揮者のようなものだと考えています

素人から見ると指揮者ってただリズムに合わせて棒を振ってるだけで別に居なくてもいいんじゃね?

って思ってしまいますよね笑

でも、本番前の練習ではそれぞれの演奏者に「ここではもっと強く」とか「もっと優しく柔らかく」とか すごく細かい指示 をして、 全体をまとめ上げていきます

本番でも最後の微調整の指示を出しながら仕上げていきます。

 指揮者が違うと同じ演奏でも全く違う仕上がりになる 

ってのは有名な話ですよね。

おそらく指揮者が居なくても演奏者は経験がある人たちなのである程度の形にはなるんだと思います。

それでもそれぞれのプライドや主張が強くて綺麗な仕上がりにはならないでしょう。

現場監督も同じでそれぞれの 職人さん達に適切な指示 を出してお客さんのお家を 最高のものに仕上げよう と日々仕事をしています。

現場監督ってかっこいいですよね!

 

 

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