家を建てようと考えると「ハウスメーカー」と「工務店」どちらにしようか迷ってしまいますよね。
イマイチ違いもよくわからないし、何を基準に選んでいいかもわかりにくいですよね。
会社選びに失敗して後悔している口コミとかを見ると、ますますどうしていいかわからないし、不安ばかりが募ってしまいます。
そこで今回はハウスメーカーと工務店の違い、それぞれのメリット・デメリットを紹介します!
それを踏まえてあなたが何を基準に決めればいいかをお伝えします!
この記事を読んで自信を持って家づくりを進めていってください。
この記事を読んでわかること
- ハウスメーカーと工務店の特徴
- ハウスメーカーと工務店の違い
- ハウスメーカーと工務店のメリット・デメリット
- 住宅会社を選ぶポイント
ちなみに、私はどちらかに偏見があります。
公平な意見が聞きたい方はここで閲覧をストップすることをオススメします!
この記事の目次
ハウスメーカーと工務店の違い
厳密にいうと「ハウスメーカー」という言葉に定義はありません。
ですが、一般的にはハウスメーカーは会社の規模が大きく、全国各地に営業所や支店を構えている住宅会社のことをいいます。
それに対して工務店は地域密着で、広く展開している会社でも近隣の県までを対応している住宅会社のことをいいます。
ハウスメーカーは間取りやプランがパッケージ化されています。
(事前に用意された間取りや設計プランから自分たちに合うものを選びます)
パッケージ化することで、品質を保てたりムダを省いたりするメリットがあります。
工務店の場合、多くの会社ではお客さんに合わせてゼロから決めていく「自由設計」を採用しています。
家具屋さんで例えるなら、ハウスメーカーは大手IKEAやニトリなどの家具メーカーで工務店がオーダーメイド家具を作る町工場のような感じです。
IKEAやニトリ(ハウスメーカー)では決まった商品を販売するために、商品に合わせた材料を仕入れ、工場で加工して、誰でも組み立てられる状態にして出荷します。
オーダーメイドの家具屋さん(工務店)は家具屋さんオリジナルの商品を扱っているお店もありますが、多くの場合はお客さんから希望の家具を聞いて、お客さんに合わせた家具を設計します。
その家具を作る材料を仕入れ、1つ1つの材料を職人が加工して家具を作り上げていきます。
この後詳しく解説していきますが、この家具屋さんのイメージを覚えておいていただくと、理解がしやすくなります。
ただし、IKEAやニトリとハウスメーカーが違う点があります。
オーダーメイド家具屋さんと比べて、IKEAやニトリなどの大手の家具量販店は同じ商品を作るために大量に材料を発注して仕入れ値を安く抑えています。
ここまではハウスメーカーも同じです。
IKEAやニトリは材料費を抑えて、ある程度の品質の家具を低価格で販売しています。
ハウスメーカーの場合は材料費を抑えていますが、新しい技術の開発費や広告費、住宅展示場などのモデルハウスの設営・運営費が莫大にかかっているので、ある程度の品質のものでも高価格で販売しています。
住宅業の場合、「知名度が高い=ブランド力・安心性」となっているので、高い価格でも商売が成り立っているのです。
オーダーメイド家具屋さんでもオリジナルの既製品をベースに販売している会社もあります。
(工務店でもハウスメーカーのようにあらかじめプランを用意している会社もあります)
オーダーメイド家具屋さんの中にも、使い手(お客さん)のことを真剣に考えて、材料の質にもこだわる一流の職人さんの会社もあれば、自由設計だけどローコストを売りにしている会社もあります。
(工務店でも全く同じことが言えます)
なんとなくハウスメーカーと工務店のイメージはつかめましたか?
大手メーカーと町の会社は、厳密には違いはないのですが、大手メーカーは企業の大きさを活かしパッケージ化した商品を量産して、町の会社はお客さんに寄り添ってオリジナルのものを作り上げていく。
そんなイメージです。
私は断然、「工務店派」です。
もちろんどちらも良さも悪いところもあるので、その点はきちんと紹介していきます。
また、工務店派ではあるけど、選んでいい工務店と絶対失敗する工務店があります。
その点もみなさんが失敗しないようにしっかりと解説していきます。
お家のプランの決め方
ハウスメーカーではあらかじめ、いくつかのプランが用意されています。
そのプランの中から自分たちの生活に合うものをベースに、変更可能な範囲内で調整してプランを決定します。
若干の間取りや窓の変更、壁紙やフローリングの種類などが選択できるようになっています。
大きな変更や変更可能な範囲以外の変更は極端に金額が高くなったり、保証対象外になることもあります。
あくまでも用意されているプランに沿った設計になります。
設計の自由度は低いですが、間取りを考えることが苦手な方や「こんな生活が欲しいけど、どんな形にしたらいいかわからない」という方は、用意されているプランを見ながらイメージできるのでプラン決めが進めやすいかもしれません。
工務店ではハウスメーカーとは違い自由度の高い設計をしている会社がたくさんあります。
多くの会社ではお客さんの希望に合わせてゼロから設計していきます。
そのため、工務店に依頼するときには「どんな暮らしがしたいか」「新しい家には何を求めているのか」を決めておくと話がスムーズに進みます。
また、工務店によって得意分野があるので、事前に見学会に参加したり、会社のホームページで自分たちの求めている考えに合う会社か調べておきましょう。
金額
同じような家を建てた場合、一般的にはハウスメーカーで建てた方が高くなると言われています。
ハウスメーカーでは広告宣伝やモデルハウスを活用した営業を積極的におこなっているので、その分価格が高くなっているようです。
家をパッケージ商品化してムダを省いたり、材料の仕入れを安くしているにも関わらず、販売価格が高くなるということはそれだけお客さんが「家の金額ではない、会社の広告費などにお金を支払っている」ということです。
広告宣伝では有名な俳優や女優さんを利用することで、お客さんから信頼を得て、何度も何度も会社名を刷り込みブランド力を上げています。
住宅展示場はその一角のスペースを借りるだけで毎月莫大な賃料を展示場側に支払っています。
そしてそこに建つモデルハウスはお客さんの第一印象を良くするために現実離れしている金額で建てられています。
そのように仕組まれたモデルハウスを見てお客さんは「モデルハウスがたくさんある会社だし、こんなに素敵なお家ができるならいいわね」ってその会社を信用し憧れていくようになるのです。
住宅業界はこのような仕組みで、品質が「一般並な量産型住宅」なのに、高い金額で売れている のです。
それがハウスメーカーの「ブランド力」と「信頼性」「安心感」のチカラです。
工務店ではハウスメーカーのような商品をパッケージ化する力を持っていません。
パッケージ化してもハウスメーカーのように着工棟数が多くないので、大量仕入れができるわけでもないし、価格を安く抑えられるわけでもありません。
そこまでパッケージ化するうま味がないので自由設計にしているところが多いです。
工務店では一棟一棟設計して見積もりを出しています。
そのような手間がかかってもハウスメーカーよりも安く済むことが多いです。
ですが、この手間のせいで「金額がわかりにくい」というデメリットを生み出しています。
例えば、2部屋の隣りあう子ども部屋の間取りで、仕切りの壁を無くして1部屋の大きな部屋に変更するとします。
お客さんからしたら、ただ単に1カ所、壁を減らしただけの軽微な変更と思うかもしれませんが、自由設計の工務店は設計を変更するためにたくさんのことを考えないといけません。
・その壁の中に筋かいなど重要な部材が入っている場合、どこに移動させるか
・その壁の中の柱で支えている梁を変更
・コンセントやスイッチがある場合は変更
・壁紙が減る分を減額できるか検討
・壁の下地や木材はどれくらい減額できるか
・壁紙を貼る手間や壁を作る手間をどれくらい減らせるか
などなど...
これらのことを考え直し、減額する分や増額する分を計算して、ようやく見積もりを出すことができます。
変更内容によっては他部署や業者さんに相談をしながら設計や見積もりを出し直すこともあります。
お客さんからしたら「たったこれだけ」の変更でも、それを反映させるためには結構な時間と労力がかかっています。
それなので、金額を出すのに時間がかかったり、ほんの少しの変更でも金額が大きく変わったりします。
お客さんからしたら減らしたつもりでも、見積もりを出しなおすと、金額があまり変わらなかったり、増額してしまうこともあります。
そのような「見積もり内容の難解さ」が不信感へと変わってしまうこともあります。
それと比べて、ハウスメーカーの場合は初めから決まっているプランで、限られた変更しかできません。
あらかじめ変更できる内容が決まっているため、変更後の金額がすぐにわかるシステムになっています。
なので、金額や対応に対して不信をいだくことなく、打ち合わせがスムーズに進むのです。
設計の自由度
先ほども説明した通り、ハウスメーカーは用意されているいくつかのプランから自分たちに合うものを選びます。
設計の変更は決められた範囲内であれば可能です。
決められたプランをベースに設計していくので自由度は高くありません。
工務店では基本的にお客さんと打ち合わせを進めながらプランを決めていきます。
そのため、自分たちの思い描いていたプランを形にすることができます。
できる限りのことに対応してくれる工務店も多いのですが、工務店ごとに得意・不得意や経験豊富な分野・未経験の分野があります。
お客さんを逃さないために経験のないことでも「できますよ!」と言われることもありますが、無理矢理やってもらっても良い結果にはつながりません。
自分たちの思い描いているものがある場合は、会社のホームページや見学会をみて、自分たちの想いが実現できそうか確認しておきましょう。
工期
契約までのプランニングの期間も工事開始からお引き渡しまでの期間もハウスメーカーの方が短くなります。
プランをパッケージ化しているので、ムダが省かれており工務店より短くなることが多いです。
工務店だと工事開始から4ヶ月半くらいかかるものが、ハウスメーカーでは3ヶ月くらいで完成します。
工期が短いと新居引越しまでの仮住まいの家賃を節約することができます。
また、土地は工事の前から購入しているので、住んでいない期間(土地購入後からお引き渡しまでの期間)も土地にかかる費用(借地料や固定資産税)は発生しています。
ムダに工期が長くなると、その期間も使用していないのに費用が発生します。
工務店の工期の長さについて、良く言えば「確実に取り組んでいる」とも言えます。
私が工務店で現場を見ているときも大体4ヶ月から4ヶ月半くらいが目安でした。
その頃の印象では、ダラダラやっているわけでもないし、それ以上急いでも怪我やトラブルの原因になるかもしれない。というペースでした。
融通が利く工務店では工事中の現場で打ち合わせができる会社もあります。
実際の家の空間を体感しながら照明器具の位置や棚の高さなどを決めることができます。
素人の方は図面を見ただけではなかなか3Dで空間をイメージしにくいと思うので、このような融通が利くのも工務店の良いところです。
場合によっては別途費用がかかるかもしれませんが、曖昧なまま工事を進めて、あとで後悔するよりは全然良いですよね。
施工の品質
私の印象ではそこまで大差はありません。
ハウスメーカーで家を建てても、結局工事は地元の工務店や大工が請け負って工事をします。
結局、施工の品質は施工業者の腕と管理能力にかかってきます。
「ハウスメーカーだから」とか「この工務店なら」というだけで施工の品質を判断することは難しいです。
同じ会社に依頼しても現場によって現場監督や依頼する業者、職人は違います。
残念ながら、舐められている現場監督や現場の士気が下がるチームがあることは確かです。
他の記事では「現場監督目線でどんな現場の会社なら依頼しても安心か」を解説しています。
施工の品質が気になる方はぜひチェックしてください。
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ハウスメーカーでは工場で材料を加工してから搬入し、現場で組み立てています。
知り合いの大工さんも言っていましたが、ハウスメーカーの家は、良い意味でも悪い意味でも「プラモデル」のような感じです。
当然、技術のある職人が建てたらキレイに出来上がりますが、技術が低い人でもある程度の形になるようにできています。
先ほどのプラモデルの例えを借りるなら、工務店の家づくりは「造形師」です。
一部の加工されている材料も使いますが、基本的には職人が形を作ります。
技術の未熟な職人ではうまく作ることはできません。
ですが、そもそも工務店側もうまくできない人に依頼することはありません。
ハウスメーカーは誰でも一定品質の家が建ちます。
工務店ではある程度の品質を出せる職人に依頼します。
アフターサービス
アフターサービスはハウスメーカーの方が充実しています。
1ヶ月点検・3ヶ月・半年点検・1年点検・3年点検・・・・長いところでは30年や60年後もあります。
このようなアフターサービスはハウスメーカーの方がたくさんあります。
ハウスメーカーの場合、仕組みがきちんとしており、アフターサービスの部署があるので、工事の担当者が異動や退社していても、きちんと連携して対応してくれます。
工務店の場合、アフターサービスを設けているところもありますが、「何かあったときにすぐ駆けつけます!」という会社も多いです。
ちなみに、ハウスメーカーや工務店でおこなっているアフターサービスの「何年点検」は、大したことをしているわけではありません。
ドアの立て付けをみたり、水漏れをみたりする程度のことです。
点検のやり方や見るポイントが分かっていれば誰でもできます。
アフターサービスは「点検無料・有償修理」が基本です。
ビジネスの目線で考えると、アフターサービスを設けることでお客さんから「安心と信頼」を獲得しやすくなり、契約へつなげやすくなります。
さらに、お引き渡し後も定期点検のたびに修理依頼を受けるチャンスもある。
ウマいやり方ですよね!
ちなみに工務店では人員が限られているので、長期間の定期点検は建てた軒数が多くなるほど負担が大きくなってしまいます。
定期点検でたいしたことを見るわけでもないので、最初からアフターサービスの代わりに、その分の費用を安くして、「何かあったら駆けつける」のスタイルをしている会社が多いのです。
工務店で意外と多いのが、「10年間瑕疵担保保証付き!」みたいなことを大々的に打ち出している会社を見かけます。
ですが、この保証は住宅会社が必ず保証する義務になっている保証です。
どこの会社でも必ず保証しなければならないものを、何も知らないお客さんに対してすごいことのように宣伝している会社を結構見かけます。
アフターサービスがあると安心できる気持ちはわかりますが、何が無料で何が有料なのか、その期間はいつまでなのかしっかりと確認して、本当にそのアフターサービスに価値があるのか考えてみましょう。
モデルハウス・展示場
モデルハウスや展示場はハウスメーカーの強みでもあります。
ハウスメーカーは全国各地に多数のモデルルームがあるので、気になった時すぐに見にいけます。
家づくりで実物を確認できるメリットは大きいです。
ただし、モデルルームはお客さんを引きつけることを目的に建てられていますので、現実離れした金額で建てられていることが多いです。
あくまでも参考程度に見学しましょう。
一部の工務店でもモデルハウスを持っている会社もありますが、多くの会社では物件完成後の完成見学会として実物を見る機会を設けているところが多いです。
完成見学会はタイミングが合わないとなかなか見られる機会がありません。
ですが、実際に他のお客さんが住む家を見学できるので、現実味があり参考にしやすいメリットがあります。
これから紹介する工務店は稀な工務店の実例ですが、お客さんが実際に住んでいる家を案内してくれることもあります。
その会社が建てた数年後の姿が見られて、利用者のリアルな口コミも聞くことができる非常に貴重なチャンスです。
なにより、「住んでいるお客さんの家を案内できる」ということは、それだけその会社とお客さんの関係が良好でないと実現しません。
自分がそのお客さんだったら、相当満足度が高くないと工務店の知らないお客さんなんて家にあげたくないですもんね。
じつは私が務めていた工務店はそんなお家を見させてくれるお客さんが何人もいたんです。
そのお家に案内すると、こちらからは頼んでもいないけど、OBのお客さんとこれから建てるお客さん同士で見学会が始まり、その家の良さを説明してくれます。
ケーキやお茶を準備してくれる方までいました。
さすがにここまでしてくれるようなお客さんがいる工務店は超レアケースですけど、既に建てているお客さんの家が見られる機会があれば絶対に見に行った方がいいです。
安心感
住宅業界では「ハウスメーカー=安心、工務店=倒産するかも」という考え方が広がっています。
会社の規模を考えたら仕方がないことではありますが、今のご時世「大手メーカーだから絶対安心」というわけでもありません。
テレビCMを何度も見かけたり、有名俳優や有名女優をイメージキャラクターに採用していたり、モデルハウスを何棟も展開していたり、確かに安心感は非常に強いです。
ですが、価格の項目でもお話しした通り、その安心感やブランド力を演出するための経費をカンパしているのはお客さん自身です。
もし「ハウスメーカー=安心」という固定概念だけで、今まで工務店を見向きもしていなかったのであれば、非常にもったいないので、後悔しないためにもいろいろな選択肢に目を向けてみてください。
極端な話、よっぽどヒドい会社を選ばない限り、建設会社が倒産してもそこまで影響って少ないんですよね。
思いっきり過失があるような家を建てられない限り、アフターサービスの保証期間内でも、不具合が出たら基本的には有償修理です。
それなら別に、建てた会社に依頼する必要はないですよね。
建てた会社の施工が悪くて不具合に繋がっているなら、別の会社に修理を頼んだ方が安心です。
「経営が行き詰まってそうな会社でも大丈夫!」というわけではありませんが、安心感だけで視野が狭くなってしまうようなら、それは失敗のもとです。
結論!
工務店びいきな内容になってしまいましたが、結論としては、
「自分たちが思い描いている家づくりができる会社を探しましょう」
曖昧な結論になってしまって申し訳ありませんが、
結局、後悔しないためにはこれしかないです。
金額が高かろうと安かろうと、予算内であろうと越えようと、「思い描いていたものを叶えられるかどうか」が家づくりの満足感に大きく影響します。
家づくりを進めていると「あなたが何のために家を建てるのか」という家づくりをしている根本的な理由を忘れてしまいがちです。
いろいろ調べているうちにお金のことばかりに気を取られたり、誰かもわからない素人の口コミに振り回されたりしているうちに、自分たちが本来叶えないといけないものを見失ってしまうのです。
そうやって迷走しながら選んだハウスメーカーや工務店で建てるから失敗してしまうのです。
家づくりで考えることは常に「叶えたい暮らしを実現するためにはどうしたらいいか」です。
安心した暮らしを実現させるためにはどんな構造でどれくらいの耐震性を求めたらいいのか。
家族が一緒に過ごせるためにはどのような間取りがいいのか。
明るくて気持ちの良い日当たりを実現させるためには何が必要なのか。
それらの想いと予算、優先順位を天秤にかけて考えていくことが家づくりです。
そのためには「ハウスメーカーか工務店か」は重要ではありません。
今回説明したそれぞれの特徴を参考に、ハウスメーカーと工務店、どちらの方が自分たちの求める会社がありそうか考えてみてください。
そして、自分たちの家づくりの想いを忘れずに会社選びを続けてください。
そうすれば、雷に打たれたような衝撃を受ける会社に出会えるはずです。
ちなみに私は工務店派です。
冒頭から話していますが、私の場合は工務店派です。
私のホームページではたびたび自然素材の話をしていますが、自然素材を活かした家づくりは工務店でしかできません。
それが私が工務店派な理由です。
ハウスメーカーでは集成材や合板、ビニールクロス、合板フローリングと新建材でできている家しか建てることができません。
私も妻も新建材から出る化学物質が苦手なのです。
新建材から出る化学物質とは、その影響がひどくなるとシックハウス症候群や化学物質過敏症の原因となる物質のことです。
幸いにもまだ発症はしていませんが、ハウスメーカーのモデルルームを見にいくと、気だるさ・頭痛・鼻詰まりの症状が出ます。
それをシックハウス症候群というのかもしれませんが。笑
他にもたくさんの問題を抱えている新建材を使用したくないので、なるべく自然素材を利用しています。
あとは子どもに新建材の化学物質の影響を減らしてあげたいということも大きな要因です。
その一方で、自然素材の気持ち良さもよく知っています。
夏場の湿気のジメジメ感や冬場のフローリングの刺すような底冷えなどが軽減されて快適に過ごせます。
自然素材の調湿効果で、風呂上りに脱衣所の鏡が曇らないことには驚きました。
そんな自然素材をたくさん利用したいと考えると必然的に、私の場合は工務店しか選択肢がありません。
当然、工務店ならなんでもいいわけではありません。
普段から自然素材を積極的に使用して、その自然素材を使いこなせる知識と経験がある工務店です。
そのような工務店をインターネットや完成見学会で探し回るのです。
私がまた家を建てることになったら最優先でこのような工務店探しから始まります。
なので、みなさんも自分たちの叶えたい暮らしをしっかり話し合って、それを実現させられる会社を探してみてください。
それが家づくりで後悔をしない一番の近道です。
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